走行距離10万キロオーバーの車は買取してもらえる? 『ちょっと考え方を変えたらどう!?編』
2017/03/04
走行距離10万キロを超えた車を売りたい!!
くまった君
いざ車を売ろうと思っても、その車の走行距離が10万キロを超えているときは、リーちゃんみたいに「高く売れない」と思う人も多いと思うんだな。
リーちゃん
まあ、「高く売れない」どころか「買ってもらえるの?」という疑問を持つ人も多いと思うよね。
くまった君
車の走行距離として10万キロというのは、一昔前だともう車の限界ともされていたような時もあったんだな。今回はそんな10万キロオーバーの車を売ることが出来るのかどうかや、実際にどんな査定額になるのかなどを紹介していくんだよ。
リーちゃん
確かに10万キロを超えたってなるともう限界ってイメージもあるかな。
くまった君
結論から言えば、走行距離10万キロを超えても買取OKなことは多いんだ。ただし、あくまでもケースバイケースであって、走行距離以外の部分も見られて買取NGという場合だってあり得るんだよ。
このページでは、更にこんなことを解説しています!
☑走行距離が10万キロを超えると故障する部品が増え始める
☑とはいえ、整備さえきちんとしていればまだまだ乗れる
☑基本的には買取OKだけど、車種や状態によっては断られることも…
☑確実に買取してもらえる方法はないけど、複数業者に査定依頼するのが買取してもらう確率を高めるには良い方法となる
☑査定額としては1~10万円程度と低くなることが多い
☑走行距離が10万キロを超えていても、年式が新しければもっと良い査定になる可能性あり
☑年間の走行距離の目安は1万キロ
☑走行距離が20万キロを超えると買取はかなり厳しくなる
☑走行距離が10万キロを超えると故障する部品が増え始める
☑とはいえ、整備さえきちんとしていればまだまだ乗れる
☑基本的には買取OKだけど、車種や状態によっては断られることも…
☑確実に買取してもらえる方法はないけど、複数業者に査定依頼するのが買取してもらう確率を高めるには良い方法となる
☑査定額としては1~10万円程度と低くなることが多い
☑走行距離が10万キロを超えていても、年式が新しければもっと良い査定になる可能性あり
☑年間の走行距離の目安は1万キロ
☑走行距離が20万キロを超えると買取はかなり厳しくなる
くまった君
取りあえず、さっさと売れるのかどうかを知りたいという人は、ネット査定サービスに申し込むといいんだ。買取可能かどうかについても教えてもらえるから試してみてクマ。
<目次>
走行距離10万キロを超えた車の売却はどうする?
Q.走行距離10万キロを超えたら車はどうなる?
A.10万キロを超えると故障し始める部品が増える。
くまった君
走行距離が10万キロを超えたからと言っても、最近の車ですぐに壊れるということは無いのが現実なんだ。実際のところ、10万キロオーバーで元気に走っている車は町中に溢れているんだ。
リーちゃん
そうは言っても、車にとって10万キロという走行距離が一つの節目になるのは確かなことじゃない?この10万キロって節目に少しずつ車にガタが出始めたりもするし。
くまった君
それはそうかもね。10万キロでダメになってくる部品としては、タイミングベルト、ドライブシャフト、サス・ミッションなどがあるんだな。ここらへんを交換しないままだといずれ、車がダメになってしまうということもあり得るんだ。
Q.ってことは価値は無くなるの?
A.整備をきちんとしていればまだまだ走れる。
くまった君
10万キロを境い目にして、色々な部品がダメになってくるというのは事実なんだ。
リーちゃん
そうだよね。
くまった君
でも、ということは、きちんと整備をしたり、部品交換さえしていればまだまだ乗り続けることが出来るということなんだ。エンジンがまだまだ元気だとしても、タイミングベルト、ドライブシャフト、サス・ミッションなどを交換しないままだと状態としては大分悪くなっていると言えるんだ。
リーちゃん
きちんと整備しているかどうかが大事ってことだね。
くまった君
というわけで、10万キロを超えたから価値が無くなるということは無いんだ。ただし、整備もしないで乗り方も悪かったら価値が無くなっている可能性は当然あるってことになるんだな。
Q.結局買取はしてもらえるの?
A.基本的に買取OKな場合が多いけど、車種や状態によってはNGとなることもある。
くまった君
最初に説明したとおりだけど、結局のところ買取をしてもらえるかどうかはケースバイケースと言えるんだ。
リーちゃん
ダメな場合もあるってことだね。
くまった君
更に、業者によって買取OKだったり、NGだったり判断が分かれることもあるんだな。最悪なケースでは、買取をしてもらえるどころか、引取りのためにお金を請求されるようなケースだってあるんだ。
リーちゃん
お金を請求されるのは嫌だなぁ…
くまった君
例えば、トヨタのクラウンなら10万キロを超えていたとしても、年式さえ問題なければ十分買取対象になるけど、これがコンパクトカーとかで年式も古いと買取NGなんて可能性は十分にあるんだ。
リーちゃん
高級車ならまず大丈夫って感じはするよね。
くまった君
つまり、買取OKかどうかは…
・業者によって違う
・車によっても違う
という2つの要素が絡んでくるということになるんだな。
・業者によって違う
・車によっても違う
という2つの要素が絡んでくるということになるんだな。
Q.確実に買取をしてもらえる方法は無いの?
A.確実に買取してもらう方法は無い。
くまった君
ここまで説明したとおり、10万キロを超えた車というのは色々な箇所に不具合が出てくる可能性があるし、価値を保てていない場合もあるんだ。
リーちゃん
となると、業者によっては「うちでは買取出来ません!」というケースはあり得るってことだね。
くまった君
とはいえ、買取をしてもらえる可能性を高める方法はあるんだな。
その方法は、難しいことじゃなくて複数の買取業者に査定依頼をすることなんだ。こんなときに利用をおすすめるのが、ネットを利用した一括査定サービスの利用なんだ。スマホでも簡単に利用できるようになっているんだよ。
リーちゃん
多くの業者が出張査定に来てくれるよね。
くまった君
でも、これが買取NGという場合は、出張さえも来てくれずに「すいませんが、うちでは買取出来ません」というお断りの連絡が来るんだよ(対応が悪いところは連絡すら無いこともあるけど…)。
リーちゃん
お断りの電話の可能性もある訳だね…
くまった君
買取をしてくれるかどうかは電話段階では不明だけど、出張査定には来てくれるという場合もあるし、電話段階で「買取OKですよ!」と言われる場合もあるからどちらにしても、出張査定に来てもらって正式な査定額をゲットすればいいんだ。これで複数業者から「買取OK」と言われれば、より高い査定額の業者に売ればいいってことになるんだな。
リーちゃん
もし、一括査定サービスを利用してどこの業者も「買取出来ません…」ということであれば、残念ながら買取をしてくれる業者を見つけるのは難しいと考えたほうが良いってことだね。
走行距離10万キロ越えの疑問あれこれ
Q.実際のところ査定額はどのくらいになるの?
A.1~10万円程度の低い査定額になる可能性が高い。
くまった君
例えば、コンパクトカーみたいな元々がある程度廉価な価格帯の車種の場合は、買取OKだとしても1~5万円くらいになると予想されるんだな。軽自動車も同様と考えると良いんだ。
リーちゃん
まあ、買取を拒否されるよりはマシかなって感じだね。
くまった君
でも、これが元々の価格帯が300万円以上するような車種だとしたら、10万円を超える査定額になる可能性も十分にあるんだな。
リーちゃん
倍以上違う可能性があるってことだね。
くまった君
つまり、結局のところ車の市場価値があると判断されれば、それに見合った金額を提示されるし、10万キロを超えて更に状態も悪くなって、更に市場で需要が無い車種の場合は値段さえも付けてもらえないということなんだな。
Q.走行距離が10万キロでも年式が新しければ大丈夫?
A.年式が新しければ査定額が10万キロ超えてもそこそこ高くなる可能性あり。
くまった君
まず、原則論を言えば査定で重視されるのは年式になるんだ。
リーちゃん
査定をするときは、年式をベースにして、査定額の基準を導き出すことになるんだよね。それから、その後に走行距離でどの程度減額されるのかを評価していくことになるんだね。
くまった君
例えば…
CASE1.走行距離10万キロ、年式5年落ち
CASE2.走行距離5万キロ、年式10年落ち
CASE1.走行距離10万キロ、年式5年落ち
CASE2.走行距離5万キロ、年式10年落ち
というような例では、CASE1の年式が新しい車のほうが高く売れる可能性が高いんだな。つまり、このケースでは走行距離じゃなくて、年式のほうが価値を判断するときに重視されているってことになるんだ。
リーちゃん
走行距離が10万キロを超えた車のほうが高い可能性が出てくるのか…
くまった君
なぜこのようなことが起こるのかというと、査定のベースとなるのは年式だからということになるんだ。ベースとなる査定額が高いということは、例えその後に走行距離で減額されたとしても、年式が古くてベースとなる査定金額が低い車よりも高く売れるという逆転現象が起きちゃうってことなんだな。
Q.年間の走行距離の適正目安はあるの?
A.おおよその目安として1万キロ程度。
くまった君
年間の走行距離の目安としては、1万キロと言われることが多いんだ。
リーちゃん
普通に毎日乗っていてそのくらいになるよね。
くまった君
つまり、売ろうとしている車が年式5年落ちくらいで10万キロオーバーという場合は、過走行状態の車ということになってしまうんだな。もちろん、さっき説明したとおり年式が査定額を導き出すベースになる以上は、10年落ちの車よりはベースとなる査定額は高めになるけど、過走行ということでの減額幅も大き目になってしまうということなんだ。
くまった君
ってことで、10年落ちで10万キロオーバーという場合は、査定をされるときの価値はともかくとして、走行距離としては適正な距離数ということは言えるんだよ。
Q.じゃー走行距離が20万キロを超えた場合はどう?
A.査定で価格を付けてもらうことは、かなり厳しくなる。
くまった君
えーと… これはさすがに買取OKという業者はかなり減って、買取OKという業者を見つけるほうが難しくなると思うんだ… 20万キロどころか15万キロオーバーの場合でも同様なんだな。
リーちゃん
20万キロを超えるとさすがに厳しくなっちゃうんだね…
くまった君
買取OKだとしても、車としての価値を認められてというよりも、鉄素材などを取りだすためのリサイクル目的という場合が多いんだ。車の買取を行う業者の中には、廃車でも買取OKということろはあるから、こういったところであれば走行距離が20万キロを超えているとしても買取対応してくれる可能性が高いと言えるんだよ。
リーちゃん
自分の車がリサイクル目的でしか使ってもらえないのはちょっと寂しいかも
くまった君
ただし、ヴィンテージカーのような古いことに価値があるような車種の場合は、例外的に買取OKという場合もあるんだよ。この場合は、一般的な車買取専門店よりもヴィンテージカーを専門的に扱う店舗で売ることをおすすめするんだな。
まとめ
くまった君
というわけで、ここまで10万キロを超えた車を売ることが出来るかどうかについて解説してきたんだ。
リーちゃん
結局のところ、「車による」「業者にもよる」という身も蓋も無いことになっちゃうってことだね。
くまった君
いずれにしても、売れるかどうかを心配するよりも、取りあえず査定をしてもらうことが早いんだ。
リーちゃん
そのときに重要なのが、さっき説明したとおり複数の業者に査定依頼をして、最初の段階で業者側が買取に動いてくれるかどうかで判断するということになるんだね。
くまった君
1社だけに査定をして買取NGだったというだけで、諦めちゃダメなんだ。このページでもおすすめの査定サービスをいくつか紹介しているから、気になるところがあればぜひ利用してみて欲しいんだな。
リーちゃん
10万キロを超えた車というのは、状態はともかくとして、長い間付き合ってきた車ということでそれなりに愛着があると思うし、色々な思い出が詰まっていると思うんだよね。
くまった君
そんな大事な車だからこそ、少しでも高値を付けてもらって気持ちの良い別れをして欲しいと思うんだ。
あなたが10万キロを超えるまで乗り続けてきた大事な車と素敵なお別れが出来ることを祈ってるんだよ!