―車を売るときのトラブル 車買取の疑問
車を売った後の自動車保険どうすればいいの? 『解約すればお金が戻る!!編』

車の買取してもらったときに自動車保険はどうなる??
車を売るときは、買取金額がどうなるのかということや、新しく買い替える車をどうするのか、という問題にばかり目が行きがちなんだな。
確かにそれと比べると、自動車保険の問題は見落としがちなところになるよね。
僕も知らないことが多かったけど、リーちゃんからしっかりと教えてもらったから、今ではどんな問題でもばっちり把握しているんだよ。
というわけで、今回は車買取後の自動車保険の問題について徹底的に解説していくんだな!
このページでは、更にこんなことを解説しています!
☑車売却後に新しい車に乗らない場合は中途解約の連絡をする
☑残月数に応じて解約返戻金を受け取ることが出来る
☑解約返戻金は「短期率表に基づく計算」の場合と、「月割に基づく計算」の場合がある
☑ほとんどの会社が「短期率表に基づく計算」を採用しており、解約返戻金は少な目になる
☑将来的に再度車に乗る場合に、現状の等級を維持したい場合は中断証明書を取得する
☑車を買い替える場合は、保険会社に「車両入れ替え」をしたことを連絡する
ちなみに最初に説明しておくと、今回は任意保険に関することのみ解説するんだ。自賠責保険に関しては、名義変更などの手続は必要無くて、買取時に精算(もしくは買取価格に含まれる)されることになるから、自分が何かをする必要は無いんだよ。
車を売った後の自動車保険をどうするべきかを徹底解説!
車買取後に新しい車への乗り換えをしない場合はどうする?
解約の連絡をして、解約返戻金を返してもらおう!
車を買取してもらった後に、新しく車を買い替えないのであれば、自動車保険は必要無くなるものなんだな。
このときに特に何も手続をしないとしても、基本的には問題は無いんだな。
次の更新のときに、更新手続をしなければ、自動車保険は自動的に失効しちゃうもんね。手間をかけたくないという場合は何もしなくてもOKということになるんだよね。
ただし、契約年度の途中で解約をする場合は、解約手続きをすることで解約返戻金を受け取ることが出来るから、解約手続をすることをおすすめするんだ。
お金が返ってくるんだから、手続をしたほうが絶対いいよね♪
自動車保険を契約年度の途中で解約する場合は、契約からの経過期間に応じて解約返戻金が決められるんだよ。
この時の解約返戻金の決め方というのは、
☑短期率表に基づく計算 ⇒ 多くの会社が採用している
☑月割に基づく計算 ⇒ 返戻金の額が多くなって利用者はお得
という2種類の方法で決められることになるんだ。
保険会社によって、解約返戻金の決め方としてどちらを採用しているかは違うから注意する必要があるんだよね!
短期率表に基づく計算式を採用しているところでは、解約返戻金は少なくなって実際に利用した以上の保険料を負担するという形になるんだ。月割りで計算をする場合は実際に利用した期間分の保険料を負担するだけで済むから、解約返戻金の金額は短期率表に基づく計算を採用しているところより多くなるんだな。
解約返戻金に期待するなら月割りに基づく計算をしている保険会社ならラッキーって感じになるってことなるんだねー
月割りに基づく計算をする保険会社は少数派で、ほとんどの会社が短期率表に基づく計算方法を採用しているんだな。
解約返戻金の決め方① 短期率表に基づく計算方法
<短期率表に基づく計算で解約返戻金を決めている主な保険会社>
ソニー損保、チューリッヒ、アクサダイレクト、東京海上日動、あいおいニッセイ同和損保、三井ダイレクト損保、SBI損保、イーデザイン損保
最初に短期率表に基づく解約返戻金の計算方法を紹介するんだな。
具体的には、以下の表に基づいて解約時の返戻金が計算されるんだ。
期間 |
7日まで |
15日まで |
1ヶ月まで |
2ヶ月まで |
3ヶ月まで |
4ヶ月まで |
5ヶ月まで |
6ヶ月まで |
7ヶ月まで |
8ヶ月まで |
9ヶ月まで |
10ヶ月まで |
11ヶ月まで |
12ヶ月まで |
短期率表 |
10% |
15% |
25% |
35% |
45% |
55% |
65% |
70% |
75% |
80% |
85% |
90% |
95% |
100% |
*短期率表はソニー損保HPより。
ちょっと分かり辛いのが、この短期率表に書かれている%を保険料に単純にかけるてはダメなんだな。
具体的な計算式としては…
返還保険料=年間保険料×(1-既経過期間に対応する短期料率)
ということになるんだ。
でも、これでもちょっと面倒くさい計算になるから、もっと簡単に単純に%をかければよい表にしてみるんだな。
期間 |
7日まで |
15日まで |
1ヶ月まで |
2ヶ月まで |
3ヶ月まで |
4ヶ月まで |
5ヶ月まで |
6ヶ月まで |
7ヶ月まで |
8ヶ月まで |
9ヶ月まで |
10ヶ月まで |
11ヶ月まで |
12ヶ月まで |
実際に保険料に掛ける% |
90% |
85% |
75% |
65% |
55% |
45% |
35% |
30% |
25% |
20% |
15% |
10% |
5% |
0% |
例として、保険料が5万円という場合を見ていくんだな。
<保険料5万円で契約2か月目で解約する場合>
5万円 × 65% = 32,500円
<保険料5万円で契約6か月目で解約する場合>
5万円 × 30% = 15,000円
という計算方法になるんだ。上の表から該当する%をチェックして、保険料にそのまま掛けてもらえれば解約返戻金が分かるんだよ。
計算してもらえれば、分かる通り使った期間より少し多めの保険料を負担することになるのが、短期率表に基づく計算をした場合の特徴なんだな。契約期間のちょうど半分になる6ヶ月間の利用の場合に返ってくるお金は30%とかなり少な目になるんだよ。

解約返戻金の決め方② 月割に基づく計算方法
<月割に基づく計算で解約返戻金を決めている主な保険会社>
損保ジャパン日本興亜
解約返戻金の決め方として、少数派となるのが月割りに基づく計算方法になるんだ。
これはとても簡単な考え方に基づくもので、実際に自動車保険を利用した期間に基づいて解約返戻金を決めるというものなんだ。
次の表のような形になるんだな。
期間 |
1ヶ月経過 |
2ヶ月経過 |
3ヶ月経過 |
4ヶ月経過 |
5ヶ月経過 |
6ヶ月経過 |
7ヶ月経過 |
8ヶ月経過 |
9ヶ月経過 |
10ヶ月経過 |
11ヶ月経過 |
12月経過 |
解約返戻金 |
11ヶ月分返金 |
10ヶ月分返金 |
9ヶ月分返金 |
8ヶ月分返金 |
7ヶ月分返金 |
6ヶ月分返金 |
5ヶ月分返金 |
4ヶ月分返金 |
3ヶ月分返金 |
2ヶ月分返金 |
1ヶ月分返金 |
返金無し |
注意して欲しいのは、1ヶ月が経過して1日目に突入した時点で”2ヶ月経過した”ものとして扱われるってことなんだ。
例えば、6ヶ月と1日で中途解約をした場合は、7ヶ月経過として扱われて返金は5ヶ月分ってことになるんだよ。
この月割りで解約返戻金を計算する場合は、利用した分だけ支払えばいいってことになるから利用者としてはお得になるんだな。

解約手続だけじゃなくて、中断証明書を取得しよう!
車を買取してもらって、車が必要無くなったときは自動車保険を解約することで、返戻金をもらえるということを先ほど説明したんだ。
次に説明するのが”中断証明書”というものになるんだな。
この中断証明書というのは、これまで車に乗ってきたことで得てきた自動車保険の等級を、車に乗っていない間も維持できるというものなんだ。
自働車保険を始めて契約したときは、6級からスタートするんだな。そして、1年間保険を使わなければ7級に上がるんだ。逆に事故をしてしまって保険を使うと等級は下がって、保険料も上がるってことになるんだな。
自動車保険は事故を起こさず使わなければ、等級が上がっていく仕組みになってるんだよね。
例えば、車で事故を起こさないまま自動車保険を継続してきて、10級まで上がった場合に、車に乗らないからと言って10級という等級を放棄するのはもったいないんだな。
こんなときに中断証明書を取得しておけば、自動車保険を再契約するときに以前の10級という等級を引き継げるということになるんだね。
ちなみに中断証明書の有効期間は10年になるから、有効期間を超えてしまって、また自動車保険を契約する場合は6級からスタートになっちゃうんだよ。
これも知っておこう!
もし、自分の等級が悪い場合(5級以下)は、当たり前の話なんだけど中断証明書を取得する意味なんて無いんだ。
そして、自分の等級が悪い時というのは、13ヶ月経過することで等級はリセットされることも知っておくといいんだな。
つまり、仮に車を売って車に乗らなくなったときに等級が3級だとしても、13ヶ月経過することで等級はリセットされて、初めて契約するときと同じ6級の等級からスタートすることになるんだな。等級が良いとき(7級以上)は中断証明書を取得して、悪いとき(5級以下)は、中断証明書は必要無いし、それどころか13ヶ月経過すれば等級リセットされることを覚えておくといいんだよ。

車買取後に新しい車に乗り換える場合はどうする?
保険会社に車を買い替えたことを連絡しよう!
さて、今度は車買取後に新しい車に乗り換える場合を解説していくんだ。
車を乗り換える場合に、自動車保険がどうなるのかは気になるところだよね。新しい自動車保険を契約し直すのは面倒だし、余計なお金がかかっちゃうから避けたいところだよね。
結論を言ってしまうと、自動車保険を契約し直す必要はなくて、保険会社に「車を買い替えました!」という連絡をすればそれでOKなんだ。
自働車保険というのは、「契約者+自動車」の組み合わせで契約することになるから、契約している車に変更があればその連絡は当然必要になるんだよ。この連絡をしないままだと、事故にあっても保険が使えないという場合もあり得るんだな。
ただ、注意しないといけないこともあるよね。乗り換える車によっては保険料が変わってくる場合もあるんだよね。
例えば、軽自動車から普通自動車に乗り換える場合は、保険料は上がることになるから、その差額分を追加で支払う必要があるんだな。
逆の場合は、保険料が安くなるからお金が返金してもらえる場合もあるんだよね。
もし、車買い替えに伴って、自動車保険を変更したい場合は、下記のサービスを利用してみるといいんだよ。


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まとめ
というわけで、ここまで車買取をしてもらった後の自動車保険について徹底的に解説をしてきたんだ。
車買取してもらうときには、見落としがちな自動車保険なんだけど、ちょっとした新しい車に買い替えるにしても、車に今後は乗らないにしてもやるべき手続はあるってことだよね。
自働車保険の解約でちょっとしたお金が戻ってくることも多いから、面倒くさがらずにぜひ解約手続をするといいんだよ。
以上で、車を売った後の自動車保険をどうするか?という問題についての解説を終わるクマ!
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